口腔外科治療について
口腔外科とは口の中とその周辺の外科的治療を扱うものです。
耳慣れない言葉かもしれませんが、文字通りに解釈すれば口腔(口の中)の外科一般を扱う科です。
具体的には、親知らず、抜歯、顎関節症、インプラント、歯周病、外傷、のう胞、腫瘍などを扱います。
たとえば顎骨のなかに埋まっている親知らずの抜歯、口の中のできものの切除術などです。
しかし、外科だけを扱う科では決してありません。顎・口腔には多種多様な病気が起こります。
額骨炎、骨髄炎、口内炎(難治性も含む)、顎関節症、神経痛、癌(歯肉癌、舌癌)、口腔心身症など、
列挙すればきりがないほどです。
口腔外科という診療科は、このように顎・口腔に起こるさまざまな病気の診断を下し、治療する科でもあります。
また、心臓病、糖尿病などの全身疾患をかかえられた患者様の歯科治療を安全に行う役割も担っています。
したがって、治療は外科的なものとは限らず、内科的な薬物療法、整形外科的な理学療法も行います。
当院では、口腔外科専門医が、ひとりの患者さんに対して総合的に治療を行います。 仕事で休みがない方でも、土日に安心して外科的治療を受けることができます。 また、こういった治療に恐怖や不安を感じる方に対しては、無痛治療も併用しています。 どうぞお気軽にご相談ください。
親知らずの抜歯
近年、生活スタイルや食生活も変わり、歯は大きいけれどあごが小さくて親知らずが 埋まってしまっている方が80%以上います。 生えている親知らずの抜歯ならばそんなに大変ではなく、ごく普通の歯科医院でも可能です。 しかし、埋まってしまっている親知らずに関しては、やはり専門の口腔歯科に行かなくてはなりません。 「親知らずを抜くのに大学病院までいって、1時間もかけて抜歯されて大変だった!」とよく聞きます。 口腔外科はどうしても大きい病院にしかありませんので、時間がかかる上、土日は対応してくれません。
当院では、院長が口腔外科専門医であるため、平日、土日問わず、かつ時間をかけずにいつでも抜歯ができます。 親知らずを抜くのが怖い方でもリラックス外科を利用すれば、痛みなく抜歯ができます。 親知らずでお困りの方はぜひご相談ください。
顎関節症の治療
顎関節症とは、あごの関節がカクカク鳴ったり、口が開きづらかったり、
お口の開閉で痛みがあるなどといった症状の総称がこの病気です。
ですから、ただ単にあごの筋肉痛と言った軽い症状から、あごの関節の骨が変形すると言う重い症状のものまで、
幅広く存在します。
顎関節症は疫学的に女性に多い病気であります。
今はあごがカクカク鳴っているだけでも、そのうち進行すると口が開かなくなったり、
あごの関節が変形してくる恐れもあります。
まずは、お気軽にご相談ください。